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ピアノ教本はたくさんの種類があります。

その理由の一つに社会のニーズに合わせて、新しい教本が作られてきたという背景があります。

社会のニーズというのは、ピアノ教室の現場で働くピアノ講師の声や、子どもや親を取り巻く状況のことです。教育業界や音楽業界の変化に応じて、流れを取り入れた教本が出版されています。

ここでは、習い事や音楽に親しむことに関連があると思われる出来事と、ピアノ教本の出版を年表にまとめました。

1900

ヤマハアップライトピアノ第一号

1950年代 ヤマハの全国的な販売網が確率。価格水準の低下と相まって一般家庭へのピアノ普及が始まる

1951

メトードローズ・ピアノ教本出版

1954

ヤマハ音楽教室の前身となる教室開始

1955

子どものバイエル(全音出版)出版

1956

「カワイ音楽教室」の設立

1958年

あたらしいピアノのおけいこ出版

1962年

NHKピアノ教育番組「ピ アノのおけいこ」の放映

ピアノのおけいこ|番組|NHKアーカイブス

教育テレビの『テレビでおけいこ』(1960~1961年度)を「ピアノ」に特化。小・中学生を…

1965年

ヤマハがピアノ生産台数世界一になる

1966年

邦人作品の研究と振興を目的として東京音楽研究会(ピティナの前身)の名称で発足

1967年

「オルガンピアノの本」出版

1969年
1972年
1980年

3人の共著者は、複雑な現代社会の中に、SIMPLICITY AND CLARITY(簡潔と明瞭)を求めてこの本を書きました。

「ラーニング トゥ プレイ ブック1」紹介者のことばより
1982年

CDの登場

1983年
  • ヤマハピアノの収益低迷
  • バスティン先生のお気に入り(日本語訳)出版
1985年

リラ・フレッチャー・ピアノコース(日本語版)出版

この「ピアノコース」はごく普通の生徒を対象に、生徒が音楽造りを楽しみながら順調に学習を進められるように書かれており、従って、音符がはやく読めるようになるので、生徒はすぐに満足を味わいます。

「リラ・フレッチャー・ピアノコース1」より
1986年

男女雇用機会均等法施行

1988年

進研ゼミの未就学児部門「幼児講座」(3~6歳)開講

1990年
  • ピティナ・ピアノコンペティション(コンクール)にシニア部門(現グランミューズ部門)を設置
  • バブル崩壊
1991年
1993年

知っている曲、弾いてみたい曲に出会った時、子どもたちの目の輝きは喜びに変わります。”ぴあのどりーむ”は子どもたちの夢をかなえる初級テキストです。

初めてピアノを習う子どもたちに、できるだけ負担のかからないよう、やさしいカリキュラム構成で編集されています。

「ぴあのどりーむ1」より
  • バスティンピアノパーティーシリーズ(日本語訳)出版
1994年

こどもちゃれんじ・ぽけっと(2-3歳児向け)開講

1999年

ピアノひけるよジュニア出版

「このきょく、しってるからすきなの。でも<れんしゅうきょく>はきらい。しってるきょくだけ、おしえてくれればいいのに」

それから10年あまり、私はずっとそのことを考えてきました。そして長女が高校生になった現在、「しってるきょくでどんどんひける」ピアノ教本を作りました。

「ピアノひけるよ!ジュニア」より
2005年

発達障害支援法施行

2006年
  • YouTube設立
2009年

大学進学率が50%を超える

2011年

みみをすます出版

本書の1番の願いは、子どもたちが、音楽を自ら能動的に楽しむように育ってくれることです。(中略)自分の内側に起こった何事かに気づき、自分なりの表現を見つけていく。

「みみをすます1」より
2013年

Spotify定額制開始

2014年

新訂ピアノの森出版

「新訂ピアノの森」は、現代っ子のためのピアノ曲集です。(中略)いまの子ども達にとってピアノの音が、新鮮なものになるように選曲に工夫し、また、作曲・編曲は練習に無理のない範囲を心がけました。

「新訂ピアノの森1」より

2017年

バスティンオール イン ワン出版

2019年
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執筆者

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Kinako

ピアノ講師・ピアノ演奏家のピアノレッスンズ。
自宅教室で指導の傍ら演奏活動を行う。
「自分で奏る喜びをたくさんの人に」をテーマにwebサイト「ピアノ・レッスンズ」を運営。

中高教員免許(音楽)取得。
チャイルドカウンセラー取得。

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