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アメリカで2006年に出版された「ピアノ・アドヴェンチャー」シリーズ。

このシリーズは世界中で数千万部を売り上げています。

2000年代入ってから出版されていて、ピアノ教本の中では比較的新しいものです。

そのシリーズの中から今回は幼児向け導入書「はじめてのピアノ・アドヴェンチャーABC」をご紹介します!

こんな方におすすめ!

  • 幼児向けに無理なくゆっくり進むテキストを探している方
  • 時代に合ったテキストを探している方
  • クラシックもポップスも広いジャンルで楽しくピアノを導入したい方
  • 音符の読み方、手や腕の使い方など、1冊でまとまっているテキストを探している方
  • CDの音楽に合わせて楽しくピアノに親しみたい方

ピアノ・アドヴェンチャー

ポイント1:ゲームのように遊びながらゆっくり進む

それぞれの課題が、子どもの好奇心を刺激するようなゲームの要素を含んでいます。

ピアノフレンズという6人の友だちに自分が仲間入りしたような気分で、ピアノの冒険に出かけます。

ピアノフレンズテキストブックA
はじめてのピアノ・アドヴェンチャー レッスン・ブックA」より

遊びの中の一部を紹介します!

ピアノを弾くときのよい姿勢を覚えるために、「100点のまんてんのポーズ」をキープしてぬいぐるみを頭の上に乗せて、10秒数えられるかな?というゲーム

はじめてのピアノ・アドヴェンチャー レッスン・ブックA」より

1つの指で鍵盤を弾くときには、ドーナツをミルクにちょんちょん、と付けるような動きをします。

はじめてのピアノ・アドヴェンチャー レッスン・ブックA」より

鍵盤の名前を覚えるときは、マジックでうさぎの「ぴょんた」が消えたから、呪文を唱えながらどの鍵盤にいるのか、答えようというクイズがあります。

はじめてのピアノ・アドヴェンチャー レッスン・ブックA」より

ポイント2:鍵盤の場所を覚えてから五線譜へゆっくりていねいに導入

「はじめてのピアノ・アドヴェンチャー レッスン・ブックA」では、五線譜を見て弾くことはありません。

指番号や、丸い玉に書かれた音の名前を手がかりに弾きながら、鍵盤の場所を覚えていきます。

いきなり楽譜を見て弾くことは、音符名前と、鍵盤の場所の名前を一度に覚えなくてはならず、処理する情報がたくさんあります。

それに加えてリズムを読んで、指番号を読んで、、、、となると1つの音符から読み取る情報はたくさんあふれてしまいます。

その情報を分解して、まずは、鍵盤の場所を覚え、指番号を覚えることに集中します。

丸い玉を見て演奏する曲は、「はじめてのピアノ・アドヴェンチャーA」で19曲、「はじめてのピアノ・アドヴェンチャーB」で2曲。全部で21曲この形で演奏します。

とてもゆっくり丁寧に1つずつ身につけていくようになっています。

この方法によって、情報を分解して処理するという利点だけではなく、いろんな高さの音を弾くことができます。

また、1の指はド、2の指はレというように固定して覚えてしまうことがなくなります。

ポイント3:作曲家がキャラクターで登場

「はじめてのピアノ・アドヴェンチャーB」からは、ピアノフレンズに、ベートーヴェンモーツァルトがキャラクターになって加わります。

ピアノフレンズテキストブックB
はじめてのピアノ・アドヴェンチャー レッスン・ブックB」より
ピアノフレンズテキストブックB
はじめてのピアノ・アドヴェンチャー レッスン・ブックB」より

さらに「はじめてのピアノ・アドヴェンチャーC」になると、さらに、ハイドン、ブラームス、チャイコフスキーの3人が加わります。

ピアノフレンズテキストブックC
はじめてのピアノ・アドヴェンチャー レッスン・ブックC」より
ピアノフレンズテキストブックC
はじめてのピアノ・アドヴェンチャー レッスン・ブックC」より

これらの作曲家の作品のメロディーを弾くときに、キャラクターが登場して解説をします。

曲の構成やリズム、背景を説明したり、クイズを出したりします。

クラシック音楽に、ピアノフレンズと一緒に親しむことができます。

次に内容について詳しくご紹介します。

「はじめてのピアノ・アドヴェンチャー レッスン・ブックA~C」

レッスンブックには全てCDが付いていて、専用のアプリもあります。

テキストには特徴として以下の4つが書かれています

❶音楽の楽しさを発見する

❷知覚能力の発達と音楽的テクニックの礎

❸多様な音楽ジャンルに触れて、音楽性を高める

❹付属CDで、これまでにないリスニング体験!

はじめてのピアノ・アドヴェンチャー レッスン・ブックAより

CDをきっかけにして、楽しみながらいろんなジャンルの音楽に触れて、読む力と聴く力の発達を促しながらピアノの基礎である芸術性や感受性を育みます。

レッスン・ブックA

まずは、登場するキャタクターを紹介しながら、ピアノを弾くときの基本的な姿勢や、手や腕の使い方を学びます。

五線を用いない読譜(プレ・リーディング)から始め、白鍵と黒鍵の配置の認識、拍、四分音符・二分音符・全音符、音名「ドレミファソラシ」などを学びます。

はじめてのピアノ・アドヴェンチャー レッスン・ブックA」より

詳しい内容はこちらをご覧ください。

はじめてのピアノ・アドヴェンチャー レッスン・ブックA

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レッスンブックB

本書では、大譜表の導入により、五線を用いて読譜を行います(ヘ音記号のドからト音記号のソ)。

順次進行を用いた曲を繰り返し弾くことで、五線に親しみます。また。メロディーのパターンに注目させて、読譜力を養っていきます。

はじめてのピアノ・アドヴェンチャー レッスン・ブックB」より

詳しい内容はこちらをご覧ください。

はじめてのピアノ・アドヴェンチャー レッスンブックB

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レッスンブックC

本書では、順次進行に続いて跳躍進行を導入し、さらに音域を広げて新しいポジションを学びます。

これまでの学習内容を復習しながら、新しい音楽用語や記号、ペダル奏や両手奏を用い、クラシックや民謡、ブギなどのさまざまな音楽ジャンルを体験します。

はじめてのピアノ・アドヴェンチャー レッスン・ブックC」より

詳しい内容はこちらをご覧ください。

はじめてのピアノ・アドヴェンチャー レッスンブックC

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この教本に足りないところ

  • 遊びの説明やイラストが多いので、テキストがごちゃごちゃした印象があります。視覚認識が苦手な人にとっては整理するのが難しいかもしれません。

こんな人にぴったり

  • 遊びながら学びたい人
  • カラフルなイラストが好きな人
  • 音符を読みながら弾くことが苦手で得意になりたい人
  • じっくり学んでいきたい人

教本概要

  • 「はじめてのピアノ・アドヴェンチャー レッスン・ブックA~C」(原語:MY FIRST PIANO ADVENTURE)
  • 著者:ナンシーフェイバー、ランディー・フェイバー(Nancy Faber/Randall Faber)
  • 出版:2006年(日本語版:2018年)
  • 訳者:長畠 紘子
  • 併用テキスト:ライティング・ブックA~C
  • 曲数:レッスンブックA~Cで172曲(A…19曲、B…50曲、C…103曲)
  • レベル:導入レベル
    レッスンブックCを終えると、ベイシック・シリーズのレベル1に進みます。

楽しいピアノライフを!

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導入教本紹介「はじめてのピアノ・アドべンチャー」レッスン・ブックA~C【子ども向け編#11】” に対して4件のコメントがあります。

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