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音符がスラスラと読めるようになったらもっとたくさんの曲が弾けるようになるのになぁと思う方は多いと思います。

「音符を読む」 ということには、かなり個人差があります。

音符で作られた楽譜は音の長さと高さを表した図形です。

その図形を見る視覚と、実際に鳴る音イメージがつながって楽譜がスラスラと読めるようになりますが、この認識ができるようになる過程には個人差があります。

ピアノのテキストを順番にやっているのに楽譜がなかなか読めるようにならないと感じた時は、

自分に合ったやり方でピアノの練習とは別に音符を読む練習と取り入れることをお勧めします。

今回は音符の苦手を克服するその7つの方法を「音の高さ」に注目して、ご紹介します。

音符の苦手を克服する7つの方法

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目印となる音符を覚える

「ソ」と「ファ」

目印となる音を覚えて、そこから数えるように音符を覚えていきます。

はじめに目印となるのは、

ト音記号の「ソ」 とヘ音記号の「ファ」です。

なぜこの音から覚えていくのかというと、楽譜の成り立ちと関連があるからです。

ト音記号の「ト」というのは「ソ」の意味です。

(「ドレミファラシド」は日本語でいうと「はにほへいろは」になります。)

五線のなかで「ソ」の音はここにしますよ、と決める記号がト音記号です。

ト音記号を見れば、「ソ」がわかります。

同じようにヘ音記号の「へ」とは「ファ」の意味です。

五線の中で「ファ」はここにしますよという記号がヘ音記号です。

いろんな「ど」

次に大譜表で表される5つの「ド」の場所を覚えます。

下の音符は全て「ド」の音です。

真ん中のドを基準に線対称になっています。

語呂合わせで覚える

語呂合わせで覚えるのは「ソ」です。

大譜表のいちばん上に乗っている音符はいちばん高い音なので空の「ソ」

大譜表のいちばん下は、地面のG(Gはソの英語名です。)と覚えます。

「かん」の音符覚える

最後に、大譜表の「かん」の音だけを、なんども唱えて覚えます。

ト音記号のかんの音符は下から「ファラドミ」

「ヘ音記号のかんの音符は下から「ラドミソ」

そのほかにも、「せん」の音符だけを唱えて覚えるという方法もありますが、混乱しやすいので「かん」の音符を覚えるだけで十分です。

「かん」の音符がわかれば、残っているのは隣の音だけなのですぐにわかります。

フラッシュカードを使う

目印の音を覚えるとそこから数えていくという方法がやりやすくなりますが、

最終的には数えずに見た音符がすぐになんの音なのかわかるようになることが理想です。

そのために便利なのはフラッシュカードです。

音符を覚えるフラッシュカードはたくさんありますが、おすすめはバスティン のシリーズから出ているものです。

こちらのおすすめポイントは、ト音記号とヘ音記号が別々のカードではなく、全てが大譜表で書かれているということと、裏には鍵盤図と音の名前が付いていていることです。

大譜表で書かれていることで、ピアノの楽譜と同じ条件で音符を見ることができます。

フラッシュカードの使い方は2つあります。

フラッシュカードの使い方

  1. 音符を見て、音の名前を言う
  2. 裏の鍵盤図を見て、音符をノートに書く

表を見て音の名前を答え、裏を見て音符を書くと言う2つの方法で音符を強化していきます。

ワークで書いて覚える

フラッシュカードだけではなくワークを使うこともおすすめです。

「WAKUWAKU おんぷ読みドリル」は、ひたすら音を覚えるだけではなく目印となる音から体系的に覚えていきますのでおすすめです。

こちらに詳しく解説していますので合わせごらんだくさい。

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模様で読めるようになる

模様読みというのは、音符を単体ではなく横のつながりで読むことです。

下の左右の音符は、「かん」と「せん」の違いがありピアノで弾くときには音は違いますが、指の動きが同じです。

このような同じ音の動きのものを「同じ模様」と言います。

模様が同じということは、指の動きが同じになります。

この模様読みの練習ができるワークはあまり多くはありませんが、「江口メソード おんぷの学校」の併用ワークである「江口メソード ピアノのドリル」の2Aと2Bが音程と模様読みの学習ができます。

2Aでは2、3度の音程、2Bでは4、5度の音程を学び、模様読みにつなげます。

簡単な曲をたくさん弾く

メインテキストを1冊しっかり弾けば知識の基礎はできますが、音符を読むことに関しては十分出ない場合があります。

同じ曲を繰り返し練習していると、だんだん楽譜を読まなくなります。

手が鍵盤の場所を覚えたり、「ドレミ」の音の名前を歌で覚えたり、楽譜から次第に離れて行きます。

勉強をするときにテキストにあれこれ手を出すことは効率が悪いという印象がありますが、

ピアノの場合、新しい楽譜を読む回数が増えれば増えるほど、音符を読むことは得意になって行きます

今使っているテキストよりも簡単なものを初見の課題として使うといいと思います。

両手で弾ける場合は、初見の練習の時は片手ずつではなくはじめから両手で弾くようにしましょう。

以上、音符の苦手を克服する方法をご紹介しました。

楽しいピアノライフを!

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