【大人のピアノ入門教本紹介】Vol.12 「入門・初心者にわかりやすい ピアノの教科書」

カラー写真とQRコードで便利で親しみやすく、初心者の方にとっては、読み物としても面白い!

どのような特徴があるのか、ご紹介していきます!

入門・初心者にわかりやすいピアノの教科書 丹内真弓著

ポイント1.読み物として面白い!ピアノを前にしなくても楽しめる!

豊富なカラー写真とわかりやすい解説。

「ピアノの教科書」というタイトル通り、はじめはピアノについての解説からはじまります。

ピアノの種類から、横幅・奥行き、音が出る仕組み。
グランドピアノを上から撮影した写真などは綺麗で、見ているだけで楽しい

もしかしたらピアノを数年弾いていても、知らないことがあるかもしれません。

本来ピアノを弾く人なら知っておきたいことですが、多くの教本は、楽譜を読むことや鍵盤の並びを覚えることからはじまり、ピアノという楽器についての解説は省かれています。

子どもの場合は、まず体験ありきで、そのあとに解説で補完するという学び方が王道です。

大人になって学ぶことの利点は、先に知識を得て実践することができるということがあります。
解説で魅力を知り、いざ演奏へ、という流れも大人だからできることではないでしょうか。

ポイント2.QRコードからすぐに課題曲の動画が視聴できる!

chapterごとにQRコードがあり、それを読み込むとyoutubeで練習課題曲の動画を見ることができます。

これは本当に便利です。

独学の最大の難点はあっているのどうかがわからない、ということだと思うのですが、ピアノの前にいながらスマホですぐに見本の演奏を聴くことができれば、すぐに解決します。

音を確認するだけでなく、手の形や、腕の動きまで参考にできるので本当に便利です。

練習曲を検索して調べれば、何かしら演奏動画が出てくる時代ですが、音が悪いものや練習中の動画だったり、良いものを選ぶのに意外と時間がかかるもの。

QRコードでサクッと視聴できるのは効率的です。

ポイント3.右手はメロディ、左手はコードから。ポップスを弾くための実用的なアプローチ。

右手で主要なメロディを弾いて、左手で伴奏コードを弾くという形が、一番オーソドックスなピアノ曲の形です。

その形を弾くことをはじめから実践していきます。

クラシックの曲は、右手も左手もそれぞれ同じようにメロディを弾くことがあるので、バランスよく弾けるように取り組むことが理想的です。

その方法は主にポピュラーの曲を弾きたいという方にとっては、遠回りに感じることもあるかもしれません。

その点この教本の進み方は、ポピュラーの曲を弾きたい人にとって、より実用的です。

この本に足りないところ

  • 音符には全てカタカナで「ドレミ」がふってあるので、音符を読んで弾くという練習にはなりづらい。音符を読めるようになりたい方は他のテキストを使って補完するすることをおすすめします。
  • 右手旋律、左手伴奏の形に偏っている。

こんな方におすすめ

  • まずはレッスンに行かずにひとりで弾いてみたいという方
  • 説明があると安心する方
  • 文字を読むのが好きな方
  • 豆知識が好きな方
  • すでに他の教本を使っているけどピアノのことをもっと知りたいという方

教本概要

  • 「入門・初心者にわかりやすい ピアノの教科書」
  • 2019年初版
  • 著者:丹内真弓
  • 併用曲集:なし
  • 157ページ
  • 構成・・・イントロダクション、チャプター1〜7、付録としてコードネーム一覧など
  • 曲数・・・60曲
  • レベル・・・入門からバイエル上巻終了程度
    最終曲は16小節の「ハッピーバースデートゥユー」

楽しいピアノライフを!!

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