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今日から二十四節気「寒露」の次項、七十二候「菊花開」になりました。
秋の菊の花が咲き始める時期です。菊は日本の高貴な象徴として国花の1つでもあります。
今では国の花として親しまれている菊ですが、元々は中国原産の花です。7世紀後半から8世紀後半に編纂された万葉集には菊はほとんど登場せず、10世紀に編纂された古今和歌集には菊に関する歌は多く読まれています。この間に菊は日本に定着したと考えられています。
菊は不思議とあまりピアノ音楽とは縁がありません。日本人作曲家のピアノ曲にも「菊」とタイトルがつくものはほとんどありません。
矢車草というキク科の植物があります。
矢車菊とも呼ばれることがあるこの花は春に咲きます。
「矢車草のワルツ」という可愛らしいピアノ曲があります。
国花の菊の堂々とした印象とは違って、野に咲く可愛らしい矢車草が揺れて踊っているようです。
子どものために作られた歌に菊はしばしば登場します。
本多鉄麿 作曲、立野勇作詞の童謡「きくのはな」があります。
どことなく「チューリップ」の歌詞を思わせる歌ですね。
他にも文部省唱歌の「菊の花」があります。
どちらも子どもの生活に根ざした歌です。