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今は七十二侯で「玄鳥去(つばめさる)」にあたります。

つばめが南に帰ると言われる季節です。

春の季語である「つばめ」は、暖かくなる頃に日本にやってきて、巣を作り子育てをします。

日本で夏を過ごし、寒くなると台湾やフィリピンに渡っていきます。

つばめというと、ヒラリと急旋回して飛ぶ、鮮やかさが印象的です。

飛んでいるエサを捕まえるために素早くに方向を変えたり、長時間飛び続けるために羽ばたきをしないで滑るように飛ぶ様子が、曲芸飛行のようです。

小回りの利く曲芸飛行は音楽とも身近な存在になっています。

ピアノ曲ではブルグミュラー25の練習曲に「つばめ」という曲があります。

まさに急旋回を表す素早い動きが、左右の手の交差で感じられる曲です。

ブルグミュラーが活動していたパリでもツバメは親しまれているようです。

長い旅をしても戻ってくるツバメは幸せの象徴とされています。

そうやって聞いてみると、ブルグミュラーの「ツバメ」もト長調で明るくて晴れやかで、喜びや幸せを感じます。