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今回は、ブルグミュラー25の練習曲4曲目「子供の集会」の難しさ、弾きやすさを分析していきます。

明るく楽しい曲で、発表会でも人気の曲です。

弾きやすいところ、難しいところを数字で紐解いて行きます。

子どもの集会の難易度を分析

弾きやすいポイント

同じもようのフレーズが14回とその鏡のフレーズが

下の楽譜のような音のかたまりが色々な高さで14回出てきます。

3度で重なった音が、下の隣の音へと移っていくフレーズです。

子どもの集会/ブルグミュラー より

例えば次のような形です。

このように同じ手の形で弾くことができるので弾きやすいです。

もう1つの形が次の楽譜のように三度で重なった音が上の隣の音へと移って行きます。

先ほどの音のパターンを鏡に映したような形です。

子どもの集会/ブルグミュラー より

例えば次のような形で出てきます。

このように曲の中で何度も音のパターンが繰り返されています。

リズムパターンが30小節中、15小節繰り返される

音のパターンだけではなく、リズムにもパターンがあります。

次のようなリズムの小説が、半分以上を占めています。

子供の集会リズムパターン

同じリズムが繰り返されるので、弾きやすさに繋がります。

左手が単音(和音じゃない)が22小節

左手が音を重ねずにひとつずつしか弾かない小節が30小節中、22小節です。

臨時記号がつだけ

ハ長調という#・♭がない調です。

曲の途中で登場するのは#は0個、♭はラ♭が2回だけです。

左手の音は全体の23

次のグラフはすべての音の中で、右手左手が弾く音の割合を表したものです。

水色が左手の音、黄緑色が右手の音の割合です。

「4.子供の集会」では他の曲に比べて左手の割合がすごく少ないことがわかります。

ブルグミュラーの1〜8曲の中で、「子供の集会」が右手が77%と最も多く、左右の手に偏りがあります。

極端に左手の音が少ないです。

左手は単音で弾くことが多いのに比べて、右手はほとんど和音で弾くため、この差が出ていると思われます。

また右手は八分音符が多いのに対して、左手は四分音符、二分音符が多いことも理由です。

左手に音が少ないので、左手が苦手な方、ヘ音記号が苦手な方は取り組みやすさを感じられます。

つまずきやすいポイント

度の和音の連続

ひとつ飛ばしの音(3度)の和音の練習曲と言えるぐらい3度が登場します。

ショパンの3度の練習曲は最高難易度とも言われいますが、3度の音をタイミングを合わせて、バランスよく鳴らすにはそれぞれの指を別々に動かす、、しなやかさが求められます。

3度の和音を連続して弾くには、無駄な力を入れずに指先をコントロールします。

そのテクニックを使って、音が常にハモっている華やかな演奏に繋がります。

右手の音の98%が和音

どのぐらい3度の音を弾くかというと、右手が弾く276個の音のうち、単音(重ねて弾かない音)は6音だけです。

32音(12%)は3度をひっくり返した形の6度、2音は隣の音の2度です。

実に、85%が3度の和音を弾きます。

概要

最後に数字で見た「子供の集会」をまとめました。

参考までにご覧ください!

拍子4/4
全部の音の数471(繰り返しなしの場合358)
小節数54(繰り返しなしの場合30)
調号の数0
臨時記号の数2
声部最大3声
演奏時間85秒
速度アレグロ・ノン・トロッポ
BPM152
八分音符を1秒間にいくつ弾くか5
同じリズムが出てくる小節右手15小節、左手4小節
指ごえ・指くぐり右手4回、左手1回
指縮め0回
指広げ左手5回
同音指がえ右手13回、左手6回

楽しいピアノライフを!

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ブルグミュラー「4.子供の集会 Petite reunion」の難易度を数字で分析!【ピアノ中級】” に対して1件のコメントがあります。

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