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すてきにピアノ第1巻表紙

今回ご紹介するのは、ピアノのペダルの参考書「マエストロ・プロフォンドのすてきにピアノ第1巻ペダリング ピアノの魂」です。

ピアノのペダルには5種類も踏み方があるなんてご存じでしたか?

ペダルはただ音をつなげる役割をしているだけではないんです。

この「すてきにピアノ第1巻ペダリング」を読めば、ペダルの奥深さを学ぶことができます。

早速自分自身でも実践したくなると思います。

こんな方にピッタリ!

こんな風に考えている方には役に立つ情報がたくさんあります。

  • レッスンでペダルの使い方はあまり教えてもらえない・・・
  • ペダルって音を音をつなげる以外に何があるの?
  • そもそもペダルってどうやって音を伸ばしてるの?
  • 3本あったり、2本だったりするのはなぜ?
  • もっと深みのある演奏をしたい。
  • ピアノのことをもっと知りたい。
  • 表現力をもっと増やしたい。

この本でわかること

  • ペダルで音が変わるのはなぜか
  • ダンパーペダル(右)の使い方
  • ウナ・コルダ(左)の使い方
  • 真ん中のペダルは何か?
  • ペダルの踏み方
  • ペダルで大切なこと

など。

読み終えた時には、ペダルがどれだけ重要な役割をしているのかがわかります。

この中から、「❷ダンパーペダルの使い方」と「❻ペダルで大切なこと」を紹介します。

内容は、音楽教師マエストロ・プロフォンドが、新入り生徒アジタート君に教えるという形で進んでいくマンガです。

イラストの説明ががたっぷり入っており、文章だけの説明よりも読みやすく、わかりやすくなっています。

ダンパーペダルの使い方

ダンパーペダルというのは右端のペダルで、踏むことでダンパーを解除することができます。

ダンパーを解除すると指を鍵盤から離しても、音が止まらずに広がります。

「マエストロ・プロフォンドのすてきにピアノ第1巻ペダリング ピアノの魂」より引用

このダンパーペダルの奏法は全部で5つあります。

踏むタイミング、解除するタイミングの種類が3種類です。

  • シンコペートペダル
  • レガートペダリング
  • トレッドペダリング

どれぐらいの量で踏むかによるものが2種類です。

  • ハーフ・ダンピング
  • ハーフ・ペダリング

踏むタイミングと解除するタイミングの種類

シンコペートペダル

短音あるいは和音が鳴ったらすぐ後にペダルを踏む

短音や和音が鳴った後にペダルを踏むとピアノの複雑な倍音を全部キャッチし、美しい音色や響きを作ることができる。

「マエストロ・プロフォンドのすてきにピアノ第1巻ペダリング ピアノの魂」より引用

レガートペダリング

レガート(音と音の縫い目をわからないようにつなげる)をペダルで行うこと

極めて美しいレガートをピアノで作り出すのはとても困難なことじゃ。なにせ弦にハンマーを投げあてて音を作っているんじゃからな。

ピアニスとは音と音を重ねてレガートを弾いておる。

初めに引いた音に少し重ねて次の音を弾くと、ほんの短い瞬間じゃが混ざり合って濁った音になる。

こうしてレガートの”幻覚”ができあがるんじゃ。

「マエストロ・プロフォンドのすてきにピアノ第1巻ペダリング ピアノの魂」より引用

トレッドペダリング

短音や和音を弾くと同時にペダルを踏む

トレッド(tread)とは足踏みのことです。

非常に力強くクリアーな和音を弾きたい時は和音とピッタリ同時にペダルを踏むことじゃ。

「マエストロ・プロフォンドのすてきにピアノ第1巻ペダリング ピアノの魂」より引用

どのくらいの量で踏むのか

ハーフ・ダンピング

少量の響きを足すためのペダル法

ほんの少しだけペダルを押して、弦にかかるダンパーのプレッシャー(重み)だけを軽くする。この時ダンパーは弦から完全に離れていないということがポイント。

「マエストロ・プロフォンドのすてきにピアノ第1巻ペダリング ピアノの魂」より引用

ハーフ・ペダリング

余分な響きを消すことができるペダル法

ペダルを踏んでから少し戻すとダンパーが弦を瞬間的に軽く叩いたり触ったりする。

これはダンパーを弦から離しすぎていない状態でペダルを戻すと成功しやすいんじゃよ。

「マエストロ・プロフォンドのすてきにピアノ第1巻ペダリング ピアノの魂」より引用

ペダルで大切なこと

「すてきにピアノ」の中で繰り返される言葉があります。

それは、

ペダルをコントロールするのは“足ではなく耳”

「マエストロ・プロフォンドのすてきにピアノ第1巻ペダリング ピアノの魂」より引用

ということばです。

ペダルやピアノの音が鳴る仕組みを知った上で、どのようにペダルを使うかは、耳で決めるというわけです。

諸君が“欲しい音”を追い求め、いまなっている音に深く耳を傾けていれば、ペダルのテクニックというのはわりに早く身につくものじゃよ。

「マエストロ・プロフォンドのすてきにピアノ第1巻ペダリング ピアノの魂」より引用

反響の量をコントロールしているのは君たちじゃ!

精一杯美しい音を作ろうと心がけるんじゃな。

君たちのように耳が肥えている人たちならペダルの調節加減を耳で聞き取ることができるじゃろ。

「マエストロ・プロフォンドのすてきにピアノ第1巻ペダリング ピアノの魂」より引用

著者:ピーター・コラッジオ

コンサート・ピアニスト。

ジュリアード音楽院を卒業し、ハワイ大学の教授を2001年までつとめました。

コラッジオ教授は、有能な教育者でもある。彼の生徒の多くは常にレベルの高い演奏を認められ、米国その他で教師として成功をおさめ力を発揮している。

著書も多く出版されています。

この「すてきにピアノ」シリーズは第5巻まで出版されています。

そのほかにも、ドビュッシーとシューマンの「演奏の手引き」を出版しています。

テキスト概要

  • 「マエストロ・プロフォンドのすてきにピアノ第1巻ペダリング ピアノの魂」
  • 著者:ピーター・コラッジオ
  • 出版社:ハンナ社
  • 発売日:1998/12/10
  • ページ数:46ページ

以上、楽しいピアノライフを!

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