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雷乃収声

二十四節の秋分に入り、七十二候では初候「雷乃収声」になります。

「雷乃収声」かみなりすなわちこえをおさむ

夏に発生していた入道雲からくる夕立も少なくなり雷の音が減る季節です。
春の「雷乃発声」(かみなりすなわちこえをはっす)と対になっています。

空には入道雲よりも高い空にうろこ雲が印象的に見られるようになり、秋の様子を帯びてきます。

入道雲の入道とは、仏の道に入ることを言い、そこから坊主頭の人を入道ということもあります。そして坊主頭の妖怪や、仏僧の格好をした妖怪を入道とも言います。

また古典では、藤原道長や平清盛が「入道」と呼ばれていて、そこから「巨大で強そうなもの」を連想させる言葉となったも言われています。
入道雲は「巨大で強そうな男の姿」や「坊主頭の妖怪」のように見える雲の様子からそう呼ばれるようになったと思われます。

入道雲と呼ばれる積乱雲は一年中発生しますが、青い夏の空にモクモクと発生した入道雲は夏らしさとして印象に残ります。

雷の音が「聞こえなくなった」という静かさに注目しているところが、なんとも音楽的です。

静かな秋の様子で思い浮かべるのは三宅悠太作曲「黒猫クロのとおりみち」から「夕焼け」です。

夕暮れの静かで穏やかな空気が漂う曲です。

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