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今回は永瀬まゆみ著「ドレミファソで始める かんたん!すごい!さきどり!ピアノテクニックの本」を紐解いていきます。

後編ではポイントを紹介していきます。

ピアノ・テクニックの本

こちら↓の前編では内容を詳しく見ていますので合わせてご覧ください。

音符を読まずに基本を学ぶ「ピアノテクニックの本」【前編】子ども向け教本#33

この記事はアフィリエイト広告を利用しています。今回は永瀬まゆみ著「ドレミファソで始める かんたん!すごい!さきどり!ピアノテクニックの本」を紐解いていきます。 …

ポイント1:楽譜が読めなくてもいい!

テキストの中に楽譜が一つも出てきません。

ピアノを習い始めると、楽譜を読むことと、ピアノの楽器を鳴らすことを並行して身につけていくことが主流です。

そうすると、音符を読める範囲のことしか弾かないという状況になります。

ですがこのテキストではカタカナの音名「ドレミ」と指番号で弾くことができます。

そうして、読める範囲の音符以外の音も使ってテクニックを身につけていきます。

ポイント2:曲を演奏する前に要素をさきどりする

テキストのタイトルにも「さきどり」とあるように、曲を弾くときに出てくる要素を、抜き出してさきどりして練習します。

その要素とは、音の構成(パターン)と、体の動かし方の違いによる音色作りです。

この二つの先取りで、実際に曲を弾くときに、音型のパターンがわかることで新しい曲を譜読みするとき、演奏するときの両方のハードルが下がります。

音色作りをさきどりすることで、曲のはじめから豊かな表現で演奏することができるようになります。

ポイント3:親しみやすいイラスト

曲が出てこないので単調になりそうな内容ですが、かわいらしいイラストとわかりやすい図によって、

小さなお子さまも親しみを持って取り組むことができます。

ポイント4:どんな段階でも、どんなテキストでも気軽に併用できる

基礎となる大切な要素が簡潔にまとまっているので、さまざまな状況で一緒に使うことができます。

はじめたばかりの方も、ある程度曲が弾けるようになった方にも効果的な内容です。

またピアノ導入テキストにはいろんな種類がありますが、どんなものでも併用ができます。

大きなカリキュラムに組み込まれているわけではないので、今行っているレッスンに合わせて気軽に取り入れることができます。

このテキストに足りないところ

テキストとして足りないところは特にありません。
ただ、曲が出てこないこともあり、生徒が興味を持って積極的に取り組めるような工夫が必要になることが考えられます。

また、テクニックというと「ハノン」のような指をたくさん動かしてより強く素早く動かせるように鍛える練習曲を思い浮かべる方がいるかもしれませんが、そう言った内容とは違います。

スラーやスタッカートの腕、手首、指の動かし方を丁寧に学ぶことや、曲中によく使われる伴奏型に慣れることが中心でうす。

こんな方にオススメ

導入から表情豊かな音色で演奏することを目指すピアノの先生

効率的にテクニックを身につけてもらいたいと考えるピアノの先生

普段のレッスン曲に加えて、伴奏形や体の使い方の指導を取り入れたいピアノの先生

音色を豊かにしたい、体の使い方による音色の違いを学びたい初級から中級程度のピアノ独学者

テキスト概要

  • 「ドレミファソで始める かんたん!すごい!さきどり!ピアノテクニックの本」
  • 著者:永瀬まゆみ
  • 2008年出版
  • ヤマハミュージックメディア出版
  • 指導者用ガイドがあります。

楽しいピアノライフを!

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