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呉暁先生が1989年に出版された導入のための教本です。

アキ ピアノ 教本の導入編に位置付けられています。

呉暁先生の曲と、イラストレーターの尾崎真吾さんの絵からなる、うたのある絵本です。

今回はこちらをひもといていきます!

▼アキ ピアノ教本についてはこちら▼

導入教本紹介「アキ ピアノ教本1〜3」【子ども向け編#8】

この記事はアフィリエイト広告を利用しています。ピアノ教師の呉暁著「アキピアノ教本」は2001年に出版されています。 かわいらしい絵と歌詞で進む、見やすくわかりやすい…

目次

みんなでたのしく うたったり ひいたり うたとピアノの絵本1〜3

ピアノ・ソルフェージュの先生である呉暁さんが出版しているアキピアノ教本の導入編に当たるこちらの教本。

全3冊です。

  1. みぎて
  2. ひだりて
  3. りょうて

2巻までは、2〜4小節の短い曲に歌がついています。

3巻の両手編でも8小節までの短い歌でできています。

大きな絵を見て絵本のようにイメージを膨らませて、歌いながら楽しみ、ピアノに繋げていきます。

こちらのポイントを紹介していきます!

ポイント1:うたの言葉とメロディの抑揚がぴったり

ピアノのはじめの一歩を歌と一緒に行う教本はたくさんありますが、海外の教本ですと、原語では言葉とメロディがぴったりの曲でも、日本語に訳すとどうしても原語ほどはしっくり来ないものも多くあります。

また、もともと日本語のうたを弾きながらピアノを練習しようというテキストのものは、意外と音がたくさん出てきてはじめての場合は難しい、なんてこともあります。

こちらの教本の曲はでは、ほとんどの曲を呉暁さんが小さい子のために作曲し、

少ない音から日本語に違和感がなく無理なく弾けるものばかりです。

とてもすんなりと歌とピアノが一致し、口ずさみたくなります。

使われている言葉も、日本の小さな子どもたちが親しんでいるものばかりです。

海外のものですと、文化の違いを感じたりするものもありますが、日本のものだと生活と身近なうたばかりです。

「まえがき」として呉暁さんの言葉が載っていますので、見てみましょう。

音楽は、歌うことから始まります。

幼い子供達は、短い言葉にふしをつけて、なにげなくうたっているものですが、音楽への導入を、そのような自然な形で実現したいというのが、この本のねらいです。

私は、日本の子供達のために、動・植物、自然、日常生活・・・などを扱った歌詞と、言葉にあった旋律をたくさん作りました。

「うたとピアノの絵本」まえがきより

日本の子どものために書かれたことがよくわかります。

また歌に親しみやすいようにCDも出版されています。

先生や保護者の方と連弾して楽しめるように連弾の楽譜もそれぞれ出版さています。

ポイント2:かわいくて楽しいイラスト

こちらの教本はそのタイトル通りに、見開きの8割ぐらいがイラストです。

イラスト集に楽譜がついているような感じです。

イラストはNHKのみんなのうたのアニメも担当したイラストレーターの尾崎真吾さんが描いています。

水彩画の淡いタッチで、動物やくだものの表情が可愛らしく、楽しいです。

日本の子どもたちが親しみやすい色合いと、表情です。

絵本をめくるように、ページをめくることが楽しくなります。

ポイント3:シンプルで親しみやすく美しい楽譜

楽譜は、音符も五線も全て手書きです!

イラストと同じようなあたたかさが楽譜からも感じられます。

楽譜がイラストとしっくりと馴染んでいて、絵本として綺麗です。

難しいことが書いてあるような印象を受けません。

この教本に足りないところ

  • 理論や約束事などは書いてありません
  • 音符をみて弾けるように、指番号は書いてありません
  • 手の形や、弾く姿勢なども指定されていません

こんな人にぴったり

  • 自然な形で歌と音楽を楽しみたい方
  • 絵本が好きな方
  • 手書きのぬくもりが好きな方
  • 遊びの延長としてピアノを楽しみたい方
  • 説明文が多いテキストは苦手な方

教本概要

  • 「うたとピアノの絵本」1〜3
  • 1989年出版
  • 著者:呉暁
  • 曲数:全3巻102曲
    ①みぎて…39曲
    ②ひだりて…30曲
    ③りょうて…33曲
  • 併用テキストはありませんが、曲が収録されているCDと、先生や保護者用の連弾の楽譜があります。
  • レベル:導入レベル
    3巻を終えたら「アキ ピアノ教本」に進むことが想定されています。

楽しいピアノライフを!

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