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リラ・フレッチャーピアノコースは全6巻からなるアメリカ発ピアノ初心者のためのテキストです。

レトロでシックなイラスト、丁寧な解説、楽しい曲で、大人の初心者の方にもちょうどいいです。

リラ・フレッチャーを紐解いていきます!

リラフレッチャー

リラ・フレッチャーって?

リラ・フレッチャー(Leila Fletcher 1899~1988)はカナダ出身のピアニストで音楽教育者です。

リラフレッチャー
公式サイトより

トロント大学王立音楽院で学び教員としてつとめた後、音楽出版社トンプソンの編集長、大学の音楽部長などを務めました。その後自身の出版社を設立しました。

公式サイトにはリラ・フレッチャーのプロフィールについて詳しく書かれています。

「リラ・フレッチャー ピアノコース」は世界でもっとも売れているピアノシリーズの1つです。

アメリカで出版されたのは1950年。

その35年後1985年に日本語訳が出版されました。

「リラ・フレッチャー」で目指すもの

「はじめに」では、4つの目標が書かれています。

目標

  • 譜面をらくに読める能力と、曲を音楽的に解釈する能力を身につけること。
  • 音に対する感覚をみがき、総合的なピアノテクニックを身につけること。
  • 創造力豊かな音楽の才能を育てること。
  • 末長く音楽を楽しむ心を造ること。

ただ音符を読んで弾けるようになることだけを目指していないことがわかります。

音楽は言葉のように学ぶ

音楽は子どもが”ことば”を習うのと同じように習わなければなりません。

「リラ・フレッチャー ピアノコースブック1」より

子どもがことばを習うようにというのはどういうことかというと、理論を学ぶ前に経験することが大切だということです。

新しく習う事項は理屈で説明される前に、音楽の上で示されなければなりません。

「リラ・フレッチャー ピアノコースブック1」より

例えば音階の理論を学ぶ前に、音階を弾いてみるべきだと言います。

先に耳を訓練すると、それが理論を学ぶ助けとなってうまくいきます。

曲の構成や、ルール、演奏方法にも詳細に触れられ、それらを楽しい曲で身につけていきます。

続けてリラフレッチャーのおすすめポイントを3つ紹介していきます!

ポイント1:わかりやすい進みかた

「リラフレッチャー」はピアノの真ん中のドの音から、1つずつ音符を増やしていきます。

それに応じて使う指も1つずつ増えていきます。

とてもわかりやすい進み方です。

ピアノテキストの中には、音符の読み方を重視して経験のない人が見ると何をしたらいいのか一見するとわからないような図から入るものもあります。

その図にはもちろん意味があることですが、見通しが立てづらい、というデメリットがあります。

音符が1つずつ増えていく方法はシンプルでわかりやすい進み方です。

また、真ん中の「ド」から進むテキストは他にも多く出版されているので、他のテキストや曲集と併用しやすいのもメリットです。

ポイント2:曲が楽しい!

曲の構成は、昔から伝わるよく親しまれているメロディが中心です。

出典の所には、「イギリスのうた」「フランスのうた」「アメリカのうた」「ウクライナのうた」「ドイツのうた」「古いうた」などとあります。

各国のフォークソングが演奏できるのも嬉しいです。

タイトルは聞いたことがないものでも、演奏してみると、どこかで聞いたことのあるメロディである場合も多いです。

長く親しまれている耳に残る楽しい曲ばかりです。

こちらで曲を聴くことができます。

ポイント3:細かい解説がある

リラフレッチャーでは、「先生へ」と題された解説がとても丁寧です。

大人の方なら自分で読み理解することもできますし、おうちの方が読んでサポートすることもできます。

というのもピアノの教材ではレッスンで先生に教えてもらうことを前提として解説が書かれていないものが多く、説明がないものが多いのです。

独学で進めてみたいという方には解説が役に立つと思います。

話し言葉よりも文字で読んだほうが理解が深くなる方にもおすすめです。

例えば、第2巻の「手首のスタッカートの弾き方」では、

(前略)まず、手首を柔らかくしておきます。そして、手を軽く鍵盤の上に落とし、すぐ手首をかえしながらはなします−ちょうどゴムまりを低いところから落とすとはねかえってくるように。(後略)

リラフレッチャー ピアノコース2 P20「手くびのスタッカートのひき方」

写真と共に、細かくスタッカートの弾き方の解説が書かれています。

子ども向けのテキストでここまで詳細に書かれているものは珍しいです。

この教本に足りないことろ

  • リズムの解説が少ない
  • 音符の仕組み(線の音符、間の音符など)にはあまり触れられないので、音符に苦手意識がある方はドリルなどで補うと良い
  • イラストが古く人種的な表現が適切ではないと思われる箇所がある。(アメリカで出版されているのもはイラストが書き換えられている)
  • コード奏などは出てこないので、ポピュラー曲をコード演奏したい方には遠回りかも

こんな人におすすめ

  • 楽しい曲で上達したいけれど、子どもっぽい楽譜はいやだ
  • レトロなものが好き
  • クラシックのピアノ曲を弾けるようになりたい
  • 演奏方法(手首の使い方など)もしっかり学びたい

imfomation

  • 「リラ・フレッチャー・ピアノコース1〜6」
  • 1950年 アメリカで出版
  • 1985年 日本語訳出版
  • 併用テキストなし
  • 全6巻(第2巻終了で、バイエル終了程度)
  • 第1、2巻までで130曲

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楽しいピアノライフを!

執筆者

キツネ
KITSUNE

ピアノ講師、ピアノ弾き、ピアノ教本の専門家。
自宅教室で指導の傍ら演奏活動を行う。
「自分で奏る喜びをたくさんの人に」をテーマにwebサイト「ピアノ・レッスンズ」を運営。
チャイルドカウンセラー取得。
中高教員免許(音楽)取得。
2児の母。

導入教本紹介「リラフレッチャー ピアノコース1〜6」【子ども向け編#4】” に対して4件のコメントがあります。

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