導入教本紹介「ぴあのどりーむ」1~6【子ども向け編#2】
今回は田丸信明著「ぴあのどりーむ」をご紹介します!
ピアノの先生の仲間での使用率はかなり高く、広く受け入れられている教本です。
著者の田丸信明さんは多くのピアノテキストを出版されています。
進み方はゆっくりで、1つの学んだことに対して数曲をこなして先に進みます。
併用曲集やワークもあるので、使うことをおすすめします。
イラストが可愛く親しみやすいテキスト。
ポイントを3つ紹介します!
▼併用曲集
ポイント1:ゆっくり確実にスモールステップで
1つの学んだことに対して数曲を弾いて定着させていきます。
ゆっくり確実に無理のないペースで進みます。
テキストの「レッスン目標」の項目にも「できるだけ負担のかからないよう、やさしいカリキュラム構成で」と書かれています。
ポイント2:絵本のようなイラスト
全6巻を通してイラストレーターの永田萠さんによる可愛らしい絵が、曲とセットになっています。
絵からイメージを膨らませて曲を弾いてみるというとても贅沢なテキスト。
短い曲でも、綺麗な絵によってどこまでもイメージが膨らみます。
ポイント3:わかりやすいリズム
リズムの点から見てもゆっくりと進むので、3巻までは速い音符(八分音符)やはずんだようなリズム(付点四分音符)などは出てきません。
3巻までの60曲程度のほとんどが、四分音符(1拍)や二分音符(2拍)で構成されています。
そのためリズムがわかりやすく、音符の高さを読み慣れることに集中できます。
この教本に足りないところ
- 出てくるリズムが少ないので、ノリの良い感じの曲が少ない。
- コードネームや伴奏法などは扱わないのでポピュラーの曲を弾きたい方は他の教材で補うことが必要。
- 独学ではなくレッスンを受けることを想定されているので、手のフォームや演奏法についての解説はない。
こんな人におすすめ
- 説明が多いものは苦手
- 音符の高さ(どれみ)を読むことに慣れたい
- かわいいイラストにほっこりしたい
- 無理なくピアノを楽しみたい
- 童謡など優しい曲が好き
- 絵本が好き
教本概要
- 「ぴあのどりーむ」1〜6
- 1993年出版
- 全6巻
- 併用曲集あり
「ぴあのどりーむ レパートリー」1〜6 - 曲数・・・157曲
- レベル・・・入門から初級終了程度。6巻を終えるとスムーズにブルクミュラーへ進むことができる。



楽しいピアノ ライフを!