ピアノのレッスンではどのようなことを学ぶのでしょうか?
ピアノ教室で学ぶことは、大きく4つに分けることができます。
- 楽器としてのピアノ
- 身体の使い方
- 楽譜について
- 音楽について
説明上4つに分けましたが、それぞれは常に密接につながっています。
特に「4.音楽について」は他の3つの土台になっていて、切り離せないものです。
音楽とつながっていない学びは「ピアノレッスン」とは言い難いですよね。
それでは、それぞれの内容を見てみます。
1ピアノ
まずは実際に音を鳴らす楽器としてのピアノについて学びます。
どうやったら音が鳴るのか、鍵盤のとこが「ドレミのド」になるのか、という初級の段階から、ピアノの構造を知り音色を作り上げていく段階まで、ピアノを演奏するにあたってどの段階であっても楽器としてのピアノを知ることが大切です。
- 音色
- 鍵盤の並び方
- 3つのペダル
- 鍵盤アクションの仕組み
- ピアノの構造
2身体の使い方
ピアノレッスンでは、楽器としてのピアノを演奏する身体の扱い方を学びます。
より理想的な音色や演奏をするために必要な全身の使い方から、無駄のない指使いのためのポジションもここに含みます。
- 姿勢・座り方 身体
- 腕
- 手首
- 手
- 指
- 柔軟性
- 演奏のポジション
3楽譜について
楽譜を読み取り音楽を演奏するための知識を学びます。
音符の高さや長さの知識、音楽用語に加えて、それらの知識をピアノ演奏をより直結するための譜読みの方法を学びます。
- 指番号
- 譜読み
- 拍子
- 楽語
- 音符
- 書き取り
4音楽
全ての土台となる「音楽」の感覚を深めること、知識を増やすことを学びます。
知識を深めることで感覚は深まり音楽性につながり、演奏が深まります。
- 音感
- リズム感
- 音楽性/歌心
- 表現力
- 音程
- 音階
- 三和音
- 機能和声
- 音楽史
- 作曲家
以上がピアノのレッスンで学ぶことができることです。
図にするとこのようになります。
これらの中でも、先生や教室によって重視していることが変わりますし、取り扱わない内容もあると思います。
ピアノ教室を探す時には、何を重視してレッスンをされている教室なのかを見極めて自分に合ったところを見つけるといいでしょう。
執筆者
ピアノ講師・ピアノ演奏家のピアノレッスンズ。
自宅教室で指導の傍ら演奏活動を行う。
「自分で奏る喜びをたくさんの人に」をテーマにwebサイト「ピアノ・レッスンズ」を運営。
中高教員免許(音楽)取得。
チャイルドカウンセラー取得。