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子ども向けの教本の中でも人気がある「ピアノひけるよ!」(橋本晃一著)シリーズを紹介します!

サブタイトルに「しってる曲でどんどんひける」とあるように、童謡やわらべうたなどで構成されています。

聞いたことがある曲で弾きやすい!

バイエル上巻程度にあたる導入レベルの横開き「ピアノひけるよ!ジュニア1〜3」と、バイエル下巻程度にあたる初級の縦長の「ピアノひけるよ!シニア1〜3」の全6巻です。

この教本のポイントを3つ紹介していきます。

ポイント1:知っている曲だから取り組みやすい!

例えばジュニア1巻に収録されているのは

「チューリップ」

「げんこつ山のたぬきさん」

「アルプスいちまんじゃく」

「きらきらぼし」

「ゆかいなまきば」

ジュニア2巻には

「かたつむり」

「ぶんぶんぶん」

「よろこびのうた」

など「聞いたことがある、歌ったことがある」と思える曲ばかり。

童謡やわらべうただけではなく、どこかで耳にしたことがあるようなクラシックの定番の曲も入っています。

楽譜で見て初めて出会う曲を弾くことよりも易しく取り組むことができます。

単調な練習曲もほとんどなく、歌を口ずさみながら楽しく弾くことができます。

ポイント2:進み方は速め

曲を中心に進んでいくので、新しいことを定着するための練習曲などはありません。

そのため、進み方は速めで、新しい音やポジション(弾く場所・手を置く場所)を変える曲がはやい段階で出てきます。

収録されている曲は全6巻で144曲と少なめです。

併用曲集として「レパートリーA〜C」が出版されているので、そちらを合わせて利用することをおすすめします。

ポイント3:併用テキストがたくさんある

メインのテキストに加えて併用のテキストがたくさん出版されています。

上にあげたレパートリーの他にも、

  • 変奏曲集
  • テクニック
  • ワークブック
  • ワークブック問題集

これだけ多くの併用テキストがあります。

メインテキストと合わせて使えば、基礎が確実に身につきますね。

この教本に足りないところ

  • ポピュラー演奏を目指す場合に便利な、コード奏などは出てきません。
  • レッスンを受けることを想定しているためか、手のフォームなど演奏方法については説明されません。

こんな人におすすめ

  • 知っている曲を弾きながら楽しく身に付けたい
  • 童謡が好き
  • 説明が多いものは苦手

教本概要

タイトルピアノひけるよ!ジュニア
著者橋下晃一
出版年1998年出版
出版国日本
全巻全3巻
曲数65曲(練習曲を含む)
併用テキストワークブックあり
レベルバイエル上巻程度(導入レベル)
タイトルピアノひけるよ!シニア
著者橋下晃一
出版年1999年出版
出版国日本
全巻全3巻
曲数79曲(練習曲を含む)
併用テキスト多数あり
レベルバイエル下巻程度
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執筆者

プロフィールイラスト
Kinako

ピアノ講師・ピアノ演奏家のピアノレッスンズ。
自宅教室で指導の傍ら演奏活動を行う。
「自分で奏る喜びをたくさんの人に」をテーマにwebサイト「ピアノ・レッスンズ」を運営。

中高教員免許(音楽)取得。
チャイルドカウンセラー取得。

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導入教本紹介「ピアノひけるよ!ジュニア1〜3、シニア1〜3」【子ども向け編#3】” に対して5件のコメントがあります。

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