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今回は「おとなのための楽典ワーク」<基礎知識編><コード・ネーム編>を紐解いていきます。
いったいどのようなテキストなのでしょうか?
前編では内容を詳しく見てみます。

「おとなのための楽典ワーク」<基礎知識編><コード・ネーム編>
こちらのテキストは橋本晃一編著の「おとなためのピアノ教本」シリーズの楽典ワークです。
橋本晃一さんは、ポピュラー音楽のエッセンスをピアノ教育に生かしたテキストを多く出版されています。
「おとなのピアノ教本」についてはこちらで詳しく紹介しています。
対象
タイトルにあるようにおとなの方を対象としています。
こちらのテキストに詳細は書かれていませんが、メインテキストである「おとなのピアノ教本」では、理屈っぽさを避けるために必要最低限の説明にとどめているため、より系統的な理解を得るためにこのテキストを使うことを勧めています。
内容
内容はこちら↓で紹介している「ピアノひけるよ!楽典ワーク」と共通する部分が多くあります。
大人向けにフリガナがなくなり、ポピュラー音楽用語や、より詳細なコードの解説が加わっています。
以下に内容を詳しく見ていきます。
太字は「ピアノひけるよ!楽典ワーク」には掲載されていないものです。
「おとなのための楽典ワーク」1:<基礎知識編>解答付
第1巻基礎知識編は「基礎知識」と「用語・記号など」の2つのパートからできています。
PART1 基礎知識
ここで学ぶは以下の通りです。
- 楽譜の各名称や、音符の読み方
- 音名をイタリア語、ドイツ語、英語、日本語で
- 全音から16分音符までと、付点・複付点音符(休符も同様)
- 拍子記号(4/4、3/4、2/4、2/2、6/8拍子)
- リズム譜とその書き方
- 強拍、弱拍、シンコペーション
- 3連符、2連符、4連符、5、6、7、9・・・連符
- 臨時記号(#、♭、ダブルシャープ、ダブルフラット、ナチュラル)
PART2 用語・記号など
ここでは以下の内容を学びます。
- テンポについて・・・数字で表すものとイタリア語によるもの
- 強弱記号・・・pppからfffまで
- テンポと強弱の変化いに関する記号とイタリア語
- 曲想についての用語(アルファベット順にまとめられている)
- 奏法について・・・グリッサンド、レガート、ペダル、装飾音の記号など
- 反復記号・・・D.C.やD.S.、音型の繰り返し記号
ここまでは「ピアノひけるよ!楽典ワーク」と内容は同じです。
- ポピュラー音楽用語・・・五十音順にポピュラー音楽でよく使われる94個の用語(例えば「8ビート」、「キー」、「スウィング」など)が、辞書のように並んています。
「おとなのための楽典ワーク」2:<コード・ネーム編>解答付
第二巻「コードネーム編」では「音程と音階」と「コード・ネーム」の二つのパートがあります。
PART3音程と音階
ここでは以下の内容を学びます。
- 全音と半音
- 長短・完全音程
- 増・減音程
- 単音程、複音程、音程の転回
PART4コード・ネーム
ここでは以下の内容を学びます。
- トライアド・・メジャーコード、マイナーコード、オーグメントコード、ディミニッシコード
- セブンスコード・・メジャー・セブンス、マイナー・セブンス、ドミナント・セブンス、マイナーメジャー・セブンス、ディミニッシュ・セブンス
- 第五音の変化・・フラット5、オーギュメント5
- 第三音・・サスフォー
- 付加音・・メジャーシックス、マイナーシックス、メジャー・シックス・ナインス、マイナー・シックス・ナインス、アド・ナインス
- ナインスコード
- 転回形
- 1オクターブ上の全ての鍵盤を根音としたコードネームの一覧表(上記の24のコード)
以上内容を詳しく見てきました。
後編ではポイントを紹介しています。合わせてご覧ください。



“「おとなのための楽典ワーク」橋本晃一著【前編】内容紹介” に対して3件のコメントがあります。
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