今回は「音楽の基礎学習プリント 書いて覚える徹底!!楽典」を紐解いていきます。
どのようなテキストなのでしょうか?
後編ではポイントを紹介します!
前編では内容を紹介していますので合わせてご覧ください。

ポイント1 基礎的な知識をまんべんなく確認できる問題集
楽譜を読む知識から、音楽の形式、音楽理論など、基礎的なことが確認できる問題集です。
分野別に分類されてはおらず、それぞれの分野がらせん式に少しずつレベルが上がっていくようになっています。
同じ巻の中でも同じ内容の問題が違う形で繰り返し出てきます。
繰り返し解くことで、定着させることができます。
楽典の解説は載っていないので、他のテキストで学んだ後に、より知識を定着させるために使用すると効果的だと思われます。
ポイント2 途中からの使用も可能
必ずしも1から順番に使う必要はなく、必要に応じて途中から使用することも十分可能です。
1巻は初級のピアノテキストで出てくる記号や用語の確認ができます。
2巻以降は、音程や、ドイツ語音名、ソプラノ記号など、ピアノの教材によっては扱われない楽典として学ぶ内容が出てきます。
対象の学年や確認したい内容によって、どの巻を使うのか決めることができます。
ポイント3 ピアノ演奏だけではなく、様々な音楽に対応
4巻では特に広く音楽に関する知識を扱っています。
ピアノの楽譜では見ることがほとんどないハ音記号や、受難曲、序曲など、広く音楽の用語を問われる問題が出てきます。
全巻ともピアノ演奏をする方だけではなく、他の楽器を演奏する方も十分使用できます。
このテキストに足りないことろ
問題のみで楽典の解説はありません。
他のテキストで楽典を学んだ後に確認としてこちらを使用することに適しています。
こんな人にオススメ
楽典の知識を問題を解いてさらに定着させたい人
テキスト概要
- 「音楽の基礎学習プリント 書いて覚える徹底!!楽典」1~4
- 池田奈々子著
- 2007年出版
- ドレミ楽譜出版社
- 全4巻
- 各巻42ページ
楽しいピアノライフを!


