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今回はアメリカのピニスト・教育者であるナンシー・フェイバー、ランディー・フェイバー著「ピアノ・アドヴェンチャー テクニック&パフォーマンス」を紐解いていきます。

後編の今回は、実際に演奏して感じたポイントを紹介していきます。

前編↓では各巻の内容を紹介していますので、併せてご覧ください。

「ピアノ・アドべンチャー テクニック&パフォーマンス」の内容を紹介【前編】子どもピアノ教本#30

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ピアノ・アドヴェンチャーのメソッドや、メインテキストである「レッスン&セオリー」については、こちら↓で紹介しています。

アメリカ発総合メソッド「ピアノ・アドべンチャー」を紹介【前編】子ども教本#22

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アメリカ発総合メソッド「ピアノ・アドべンチャー」の魅力【後編】子ども教本#22

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ピアノ・アドヴェンチャー テクニック&パフォーマンス

ポイント1:指、手首、腕、重さがテーマ

「テクニック」というと、「ハノン・ピアノ教本」のような指を様々な方法でたくさん動かし、指を鍛えるということがイメージされがちですが、こちらのテキストは身体の各部分を意識した演奏方法を身につけるテクニックです。

ごく少ない音を鳴らす時から、指や手首を意識します。

イメージしやすい例を使った説明や、図や写真で身体の使い方を学びます。

レベルが上がるにつれて、腕や、腕の重さへ注意を向け、それらを総合して、スタッカートやスラー、メロディを歌わせる方法、黒鍵の弾き方、ポジションを移動する方法、フレーズの歌わせ方などの演奏につなげていきます。

ポイント2:著者の作品からクラシックの有名な曲へ

レベル1では主に著者の作品を弾きますが、レベル3、レベル4&5では、有名なクラシック曲を演奏します。

積み上げてきたテクニックをもとに、作品を演奏するパフォーマンスにつながります。

ポイント3:「テクニック&パフォーマンス」単体でも使用可能

メインテキストである「レッスン&セオリー」の併用テキストではありますが、テクニックの習得と曲集として単体でも使用することが可能です。

身体の使い方を含んだテクニックに細かく触れている導入テキストはあまり多くないので、こちらのテキストで補うとより音を豊かに楽しむ演奏へとつながります。

このテキストに足りないところ

  • 「ピアノ・アドヴェンチャー 」のアプリに対応していない。
  • 説明は詳細で丁寧だが動画や音源はなく、レッスンでお手本を示すことが前提とされているので、独学の場合に壁を感じることもあるかもしれません。

こんな人におすすめ

  • 「ピアノ・アドヴェンチャー レッスン&セオリー」を使用している方
  • 手、手首、腕、重さの使い方を学びたい方
  • 少し音に変化をつけたいと感じている方
  • テクニックに行き詰まりを感じている方

教本概要

  • 「ピアノ・アドヴェンチャー テクニック&パフォーマンス」導入書、1、2A、2B、3、4&5(全6巻)
  • 著者:ナンシー・フェイバー、ランディー・フェイバー
  • 訳者:近藤真子
  • 2020年出版
  • 全音楽譜出版社
  • 併用テキスト:「ピアノ・アドヴェンチャー レッスン&セオリー」導入、1、2A、2B、3、4&5(全6巻)
  • レベル:導入〜中級程度

楽しいピアノライフを!

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