この記事はアフィリエイト広告を利用しています。


大人のために書かれたピアノの教本はたくさんあります。
楽譜屋さんに行けば「大人のピアノコーナー」が設けられているほど。
まず自分でやってみようと思い楽譜屋さんに来たものの、何が自分にぴったりなのか、どれがいいのか、わからない。。。

そんな方も少なくないと思います。

それぞれの特徴をご紹介します。教本選びの参考になれば嬉しいです。

「はじめてのたのしいピアノの弾き方」自由現代社

著者は不明。2020年3月出版なのでとても新しい。

「はじめに」によると「はじめてピアノに触れる方は初めから」「そうでない方は」「どんどん飛ばして」対象は幅広いようです。

ポイント1.教本というより楽典書

全35曲で、最終項目の「Lesson7レパートリー」では中級以上の曲が並んでいるところから見ても、ピアノを習得する教本としては、はじめての方がこれ一冊で完遂するのはかーなり難しいです。

他の教本に比べると文字と図が多く、ピアノを使った楽典(音楽の理論の入門部分)の解説書といった内容です。

「Lesson1準備しよう」の部分では、ピアノについてや、座り方、手の形について細かくかかれていて、始めての方にはとてもわかりやすいと思います。

ポイント2.ポップス中心の内容

「Lesson7レパートリー」に掲載されている曲は多くはポップスの曲です。
official髭男dism、宇多田ヒカル、MISIA、ゆず、平井堅、など、日本のポップスが中心

こういった曲を弾きたいということを目標にしているからコードについても記載されています。

クラシックの曲はあまり掲載されていません。

この本に足りないところ

・「楽譜を読む」と「ピアノを弾く」という部分では段階的な学習内容が足りない

・ポジションやピアノの音色の表現の仕方などには触れられていない。

・「LESSON2弾いてみよう」にある書かれている音符の形がわかりづらい。(正しい形ではない)

こんな人におすすめ

正直にいうとこれからピアノをはじめようという方にはおすすめしません。

レパートリーにある曲を弾いて見たいと考え、かつ、楽典についてまとめられている本が欲しいと考えているピアノ初級〜中級の方にぴったりです。

教本概要

  • 「はじめてのたのしいピアノの弾き方」自由現代社
  • 2020年出版
  • 併用曲集 なし
  • 曲数・・・35曲(小さな練習フレーズ含む)
  • 95ページ

楽しいピアノライフを!